人生いろいろ 社労士イロイロ

なかなか難しいメンタルヘルス

みなさん! こんにちは!!
今日はやっと暖かくなった!という感じですね。
我が事務所の暖房機器は・・・
私たちみんなからの声援?、応援?、罵倒? いえいえ・・
お願いを聞き入れてくれることなく、自分のペースで機能を発揮してくれている状況です(爆)
さて、今日のお話ですが・・・
最近、事務所では企業にとってのメンタルヘルス対策について研究などをしています。
職員たちが各種セミナーに参加した数はかなりにのぼっています。
その中で、昨日、精神科産業医のセミナーに参加した職員からの報告できになったことが「新型うつ」のことでした。
産業医も難しいと悩んでいる「新型うつ」の話を詳しくしてくれたので、ここで少しだけご紹介。
ただ、医学的に知識がないので、正しい理解ではないかもしれませんし、自分なりの解釈が入っているかもしれません。ご容赦ください。m(_ _)m
「新型うつ」というのは
・会社、仕事において、「うつ」症状がでる
・会社やまわりに批判的な言動をとる
・自分の好きなこと、したいことはできる
という感じ、傾向があるそうです。
これを聞いて、思い出したのは、子供の「登校拒否」!
ただ、登校拒否の子供が学校が悪い!とは思っていないような気もしますが・・・
それに対して「従来型のうつ」はいうと・・・
・会社も含めた生活全体でうつ症状がでる
・まじめで、自分を責める
・すきなことだったことも含め、気力がわかずできない
産業医の先生も「新型うつ」をどう治療、対応していくのがいいのか、難しいとおっしゃっていたそうです。
産業医の先生も難しいという「新型うつ」。
会社はどうしたらいいのでしょうか?
医者ではない会社はどこまで、社員個人のこととかかわったらいいのでしょうか?
逆に時間的にも経営的にもどこまでかかわることができるのでしょうか?
私の中にたくさんの「????」が浮かんだままです。
私が仕事の立場でお客さんにお話をすることは次の2つです。
1.状況を把握する
 なるべく、客観的な状況の把握をする
 お医者さん、上司などから、本人の様子をつかむ
2.会社の対応の方向性を考える
 会社の体力、つまり、人やお金や仕事の融通などがその人のためにどこまでできるかを判断する
 積極的支援ができるのか?
 消極的支援しかできないのか?
なぜ、会社の対応の方向性を考えるか?というと・・・
むやみに?というか、先を考えないでケアをし、最終的に本人のケアがしきれなかったとき、本人がショックを受けたり、会社を恨んだり。。。ということになりやすい場合が多くあるからです。
会社が社員のためにケアをするという気持ちは大切です。
ただ、泳げない人がおぼれている人を助けに海に飛び込むようなことは双方が不幸になるのと同じようになってはいけないと思っています。
それでなくても、メンタルヘルスをわずらっている人は人の言葉や対応に傷つくことも多いでしょうから、その場、その場の判断の前に大きな方向性を考えて対応するのがよいのでは??と思っています。
メンタルヘルスの積極的支援、消極的支援については、また、他の機会にお話をさせてください。
では、では・・・
早く、春が来てほしい・・・と心から思っているこのごろです。
次回は先週参加した「実務に基づく実践型経営戦略講座」などのお話もできたらいいなぁ~と思っています。
社会保険労務士事務所あおぞらコンサルティング

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