14 Apr 2026
■「扶養」を考えようと思った理由
大学生の私は、昨年大学に入学してから間もなく飲食店でアルバイトを始めました。
父にアルバイトを始める旨を相談したところ
「扶養から抜けないよう考えて働きなさい」
と注意を受けました。
また、大学の友達とアルバイトの仕方(働き方)を話す中で「扶養」という言葉が出てくるなど、大学生にとって「扶養」は大きな関心事項になると日々感じています。私も当初「扶養」に関して、「働きすぎると損になってしまうのではないか」という不安に近い疑問を抱えていました。こうしたことをきっかけに「扶養」を考えたいと思います。
本ブログでは3回に分けて「扶養」に関する知識を整理し、理解につなげたいと思います。第1回は扶養の全体像とポイントをまとめます。
■扶養の全体像
1.そもそも「扶養」とは
「扶養」という言葉は国語辞典によると
「助け、養うこと。生活できるように世話をすること」とされています。
このことから経済的に自力で生活を維持することが難しい家族(子など)を養う場合に税制や社会保険において、扶養する者(親)の負担を減らす仕組みがとられています。
2.税制上の扶養と社会保険上の扶養
扶養は「税制上の扶養」と「社会保険上の扶養」の二つに分けることが出来ます。
税制上の扶養では、扶養する者(親)の税金の負担を軽減する仕組み(扶養控除)がとられ納税額が少なくなります。
社会保険上の扶養では、扶養される親族(子)の分の保険料が免除され、健康保険を利用することが可能になります。
3.扶養する者と扶養される者
税制上の扶養では、扶養する者(親)を「納税者」、
扶養される者(子)のことを「扶養親族」と言います。
社会保険上の扶養では、扶養する者(親)を「被保険者」、
扶養される者(子)のことを「被扶養者」と言います。
■ポイント
①扶養とは経済的に自力で生活を維持することが難しい家族を養う場合に家計の負担を軽減する仕組みのこと。
②税制上の扶養は親の税負担を軽減し、社会保険上の扶養では子の保険料を免除する仕組みのこと。
③扶養に入るための要件は税制上の扶養と社会保険上の扶養で異なる。
④大学生(19歳以上23歳未満)の者は税制上、社会保険上どちらも扶養に入るための収入要件が緩和されている。
■感想
「扶養」と聞くと少し複雑な仕組みのことを思い浮かべるかもしれません。しかし、そもそも「扶養」とは家族の助け合いのことであり、それを社会が税制や社会保険の負担を軽減するという形で支えるという仕組みのことです。粗削りな理解かもしれませんが、大学生の私にとってはこの前提の理解が少し複雑な仕組みの理解の助けになったと感じます。今回は扶養の全体像についてまとめました。今後は税制上の扶養と社会保険上の扶養について詳しくまとめたいと思います。
