事業計画、収支計画を立てている中で、人件費がどの程度であるといいのかがわかりません。収益性を高めることを前提に考えると、経費である人件費は圧縮できればできるほど良いと考えています。ただ、社員の立場からすると、給与が低い会社よりも高い会社の方が良いと思いますし、給与が上がることでモチベーションも上がると思います。また、給与が安いと転職するリスクも高いのではと懸念しています。どのぐらいの人件費率を目安にすれば良いのでしょうか?
A.創業間もない会社でなければ、まず、自社の過去の財務諸表をみてください。次に同業他社、同規模、目標としたい会社などのデータを収集し、参考にすると良いでしょう。
経営を安定させる人件費を考えるときに財務的には人件費は少なく抑えられた方が良く、労務的には少しでも多く社員に人件費を使ってほしいと言うことになります。経営を安定させる人件費率は財務、労務のは両面からみて決まるものです。
何を基準に人件費率をみるか? 売上なのか、利益なのか? 労働分配率を使うのか?
人件費率は何を基準にみるか? それぞれの会社にあった指標を見つけましょう。