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中小企業の年金、共済のゆくえ

みなさん、こんにちは。
今年は本当に寒い冬ですが、最近は何やら少し寒さが緩む日も出てきましたね。
今年は、季節の移り変わりが速いのかな・・ などと感じています。
12月のはじめにはすでに寒さが厳しく、立春にあると寒さの緩む日も出てきたということは平安の時代の季節感?!
今年の節分、例年通り、ひとり寂しく「豆まき」をしました。
「鬼は~っそと!」「福は~っうち!」
縁起物なのでやらずにはいられません(苦笑)
最近はこのブログで私の近況を中心に伝えていましたが、今回はずっと気になっていた中小企業にとっての企業年金や共済について、徒然に。。。
AIJ問題をきっかけに厚生年金基金の解散問題に発展していますが、もともと平成13年の企業年金改革ですでに厚生年金基金は解散等の方向に向かっていたはず。
厚生年金は代行問題等で解散も移行もできない基金が立ち往生をしていた状態が続いていました。
それが、AIJの犯罪をきっかけに動き出しました。 AIJの問題がなくても、対応を考えなければならなかったのに議論が進まなかった。
それが、AIJをきっかけに急進展。
進展するべきだと思っていたので、よいことだと思いますが、犯罪がなければ先送りを続けていた??という国の対応に疑問を感じます。
もちろん、厚生年金基金の廃止を望んでいるだけではないですが、公的年金の資金の一部を「基金」という団体に預けて、資金運用まで任せるしくみ・・・ 
前提がだれでも運用がうまく高度成長期ならではのしくみ。
年金の運営はとてもとても難しいのに、基金内に制度運営と運用の専門家がいない基金も多い?! 天下り先といわれた厚生年金基金。
その他、中業企業が加入する可能性のある、中小企業退職金共済を始め、小規模共済、その他介護業界をはじめ、業界で運営する共済の財政状況を考えると年金、共済制度の運営の難しさをしみじみ感じます。
どの共済も多額の債務超過、つまり、今日という日にみんなが共済をやめるといったら、多いところでは数千億円というお金が不足すると現実。
もちろん、年金や共済制度は『今』の資金が不足していても、将来を予測して収支を考えているので問題がない場合もありますが、現在の問題はバブル崩壊などの経済状況の変化への対応や環境の変化後にあわせた対応にしなかったことのツケも多いような。。。
厚生年金基金やその他中小企業向けの共済制度のゆくえを追いながら、変更に伴い、企業にとって少しでも円滑な移行方法を提案していきたいな、などと考えています。
ところで・・・
新入職員が入所しました!!
うちの事務所では最年少?! 
明るい、自称、「お酒を飲んでも、焦っても、顔にでない」社労士資格をもった女性です。
今回も最後まで男性が残っていたのですが・・・ (^^;
これで、社労士資格をもった女性5人の新しい体制であおぞらコンサルティングはがんばりま~す!!
これからも応援よろしくお願いします m(_ _)m

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