人事や労務のあれこれについて、Q&A形式にておこたえします。

Q.今年、最低賃金が全国加重平均900円台になるというニュースがありました。

A.最低賃金には地域別と特定(産業別)があります。
(※特定に該当する場合は高い方が適用)
今回は地域別の決定プロセスをみていきたいと思います。

概ね次のような流れです。

1) 中央最低賃金審議会(公益, 労働者, 使用者の委員で構成)から、都道府県をいくつかの
  ランクに分けて、引上げ額の目安が示される
2) 上記1)を参考に地方の実情を鑑みて各都道府県の地方最低賃金審議会で調査審議・意見、
  また状況により異議申出等の手続きを経る
3) 上記2)の結果、都道府県労働局長により決定

※詳細は
https://pc.saiteichingin.info/point/page_point_how.html
なお、今年の1) の目安は2019年7月30日に示され
全国加重平均で昨年を少し上回り過去最高の27円、3%を超える引き上げ率となっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06020.html
最低賃金は生計費や経済等の各種統計や生活保護の施策とのバランスのほか、
可処分所得や消費の拡大、非正規雇用労働者の処遇改善等の政策的な側面からも上昇が
続いています。

現在、1)の金額を元に各地方最低賃金審議会で議論が始まっていますが、おおよそ10月頃決定した際は
各企業でも「いつのまにか最低賃金に抵触していた」ということが無いようにチェックいただくと
良いでしょう。

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